シドニーでは10月上旬にロックダウンが解除され、4か月ぶりに自由に外出ができるようになりました。
巷で季節は夏に向かう途中です。
以来2回ボートを出してボタニー湾、シドニー湾の様子を伺いましたがまだ水の中は冬を引きずっているような雰囲気で、水温が高い時期に釣れるカツオやヒラマサの反応は殆どありませんでした。
唯一ボタニー湾で餌釣りの人が小さなヒラマサを釣るのを見かけましたが本調子には程遠い感じです。
今週の月曜日はシドニー湾に友人と一緒に出船でした。
ロックダウン中からずっと連絡をとりあってようやく約束を果たした形での釣行でした。


航路はバカでかいフェリーが頻繁に通るので釣りは控えましょう。
Roseville Bridge下の桟橋から出船して向かったのはClifton Garden沖。
この周辺はシドニー湾内でも水深があるところです。
様子見に魚探をかけると水深30mラインの中層にアジの反応が多く見られました。
ここにアジの群れが映るのはまだ冬を引きずっていることを表しています。
そして夏に向かう前に見られるオーストラリアンサーモン(鮭とは全く違う魚です)のナブラが方々で見られたのですが、これがくせ者です。
毎年のことですが、この時期このナブラに向かってメタルジグを投げてもほとんど反応はなく翻弄されっぱなしです。
回遊魚のナブラでベイトがシラスの場合になかなかルアーに反応しないのと一緒だと思われます。
しかし忘れかけたころたまにヒットすることがあって、それもきちんと口にフックアップするので気を抜くことが出来ません。
このナブラは無視してひたすらボトム付近をメタルジグで探っているとマゴチ、ウマヅラハギなどの反応がありました。
純正のジグについているのはほぼアシストフックですが、トレブルフックをつけるとイカが釣れるのです。

フッキング時の感触は軟体系で、巻き上げがずいぶんと重かったので大きなイカだと思ったのですが、これはお帰りいただきました。

友人が釣りあげたマゴチ

肝は結構大きいのが入ってます。
イカはその場でお刺身にしました。クーラーボックスは持ってきましたが氷を買い忘れたのでお持ち帰りできませんでした。


他にはFlounderが多数。リーガルサイズは25cm以上ですが釣れたものはどれも30cm前後あって、4か月間のロックダウン中は誰も釣りは出来なかったので、その間にぬくぬくと育ったのだろうと思われます。

お昼過ぎからは風が強くなってきたので波立つ水面を水しぶきを浴びながら退散。
シドニー湾側とミドルハーバー側で風向きが全く逆であったのが驚きでした。
桟橋にてペリカンのお出迎え。

これから4月くらいまでは好シーズンなので、ロックダウンの鬱憤を晴らすべくできる限り出船したいと思います。

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