オーストラリアシドニーウーバー サリーヒルズの女の子

ある土曜日の午後、Surry Hillsで若い女性客を拾う。
ピックアップポイントに着くと複数のバックにスーツケース、鍋やフライパンがはみ出している手提げ袋や植木鉢で育てている植物まである。

自分のクルマはSUVなのでこういった場合でも困らない。荷物を積み込み西へと向かう。
行き先はGlebe。大学に隣接しているので学生が多く住んでいるsuburb(町、地区)だ。この女の子もきっと学生なのだろう。

シェアハウス、シェアアコモデーションといって、若い子が募って何人か一緒に住み家賃などの支出を抑えるのだ。自分がワーホリだったころは新聞に入居者を募集するShare Accommodationの欄があった。見知らぬ者同士が一緒に住むのはトラブルの元でもあるので、嫌になったりもっと良さそうな物件を見つけたりするとさっさと住まいをかえるのである。
入居前のインスペクションで立地や部屋の広さが気に入って住み始めたら、いわゆるパーティーハウスで週末ごとに部屋に籠る羽目となり、クリスマスシーズンは騒音に耐える日々を送った、という話もある。

ワーキングホリデーの若い子たちの多くは少々高くても交通の便が良くてバイト先からも近いシティ内、もしくはシティからすぐのsuburbに住むことが多い。6畳くらいの広さの部屋に2段ベッドが3つなんていうタコ部屋もあると聞いた。
自分が見た中で驚いたのは玄関から中に入った途端真っ暗で、リビングが段ボールで仕切られいくつか部屋が作られていたことがあった。

高層マンションはセキュリティが厳しいところが大半で、セキュリティーカードがないと扉が開かず、またエレベーターで行き先の階に行くのにもカードキーが必要になる。
カードキーは部屋に住む通常の人数分しか不動産屋からもらえないので、2ベッドルームに10人前後も住むようになると当然カードキーが足りないから入口で呼び鈴を押して部屋にあげてもらうことになる。誰も部屋にいなかったりすると建物の外で待ちぼうけとなることも多い。

部屋のキャパを超えた人数が住むのは当然ながら違法である。
きれいに住んでいるかチェックが入る不動産屋のインスペクションの際には段ボールの壁を突貫で取っ払い、住んでいる何人かは一日部屋に入れなかったりするらしい。
不法入居が多いのかリフトの数が足りないからなのか、シティ内の高層ユニットで朝の出勤通学が重なる時間帯のリフト待ちが20分にもなると聞いたところもあった。

Glebeは閑静な住宅街で低層階レンガ造りの古いユニットがまだまだ多く立ち並んでいる。
到着地近くで隣に座っている女の子に家の入口の場所を聞き、Uターンさせ車を寄せて停める。ハッチを開けて扉のそばに荷物を降ろすのを手伝ってあげたら本当にニコニコだった。

新生活うまくいくといいね。

ブログのランキングぽちっとよろしくお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ オーストラリア情報へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました